サリドマイド薬害
今日の授業でこんな講義を聞きました。
医療倫理学演習という授業。
過去の薬害から学ぶ「温故知新」最初にビデオを見てあとから配られたプリントを見ながら課題を進めていくという内容でした。
中で、サイドマイド薬害。今では考えられない事件なんですね。
薬学生としては知っておかないといけない薬害の恐ろしさ。
サリドマイドはドイツで販売が開始され、日本では「妊婦でも安全に飲める睡眠薬」というキャッチフレーズで販売していたそうです。
しかし、このサリドマイド。異性体があり、もう片方には催奇性があってこれが胎児にとって影響を及ぼすんです。
四肢が十分に形成されないいわゆる「アザラシ症候群」と呼ばれる状態になります。
販売から10ヶ月で販売禁止に。
ここからが見所。実は日本で販売する前から世界各国でサリドマイドによる危険性に関する注意があったのにもかかわらず、安全に飲める薬と称し、販売していた当時の日本。
どこまでが本当かどうかわかりませんが、当時の日本の製薬会社や医療はずさんな運営をしていたらしいです。
ことが起きてからは遅いのにね。なぜ利益を優先したのか。気になります。
と、この記事ではサリドマイド薬害について講義の感想みたいなのを語ってみました。
それでは、また明日。