薬剤師を目指す学生と甘味料系少女のブログ

はてなダイアリーより引っ越しました。毎日更新すると思いますので購読よろしくお願いします。

化学式 その5 エチレン

f:id:Saitama-2000:20171119134919j:image

エテン(エチレン)は炭素数2の不飽和アルケン。

色々な用途があり多様性があります。

エチレンを付加重合させたポリエチレンは有名ですね。

二重結合を持つエチレンのような化合物は結合の回転ができません。それがゆえにシストランス異性体(ジアステレオマー)という異性体が存在します。

二重結合にはσ結合とπ結合の2種類の結合があり、不飽和結合にはπ結合が存在します。このπ結合が回転の邪魔をしてる訳ですね。

混成軌道で言えば、エチレンの炭素は両方ともsp2混成軌道をもっています。

かすかに甘い香りを持つ引火性のある気体です。

化学式 その4 テトラクロロメタン

f:id:Saitama-2000:20171119134019j:image

テトラクロロメタンは化学式CCl4で表されるハロゲン化アルカン。

融点-22.9度で無色の液体をしています。

ここまでハロゲン化した試薬は今の所使っていないですが臭素ベンゼン化合物であるブロモベンゼンなら使いましたね。

このテトラクロロメタン、神経に毒性があるので注意が必要です。

化学式 その3 酢酸

f:id:Saitama-2000:20171119132629j:image

酢酸は化学式CH3COOHで表される簡単なカルボン酸である。

薬学ではかなり用途が多い薬品です。

食品のお酢にも酢酸は入っています。

弱酸性で一部が酢酸イオンとして電離しています。アルコール(エタノール)の体内代謝の最終生成物でもあります。二分子が脱水縮合すると無水酢酸、塩基(カリウム)と反応させると酢酸カリウムができます。

有名な反応法にフィッシャー法によるエステル合成があります。

硫酸触媒の元、酢酸とエタノールを反応させると酢酸エチルというエステルが出来ます。

漢方実習その2

f:id:Saitama-2000:20171118174855j:image

今日の実習は漢方薬に入っている成分を分けて、特徴からなんの漢方薬か、成分は何かを選び出しました。

とても根気のいる作業で同じやつにしか見えないものもありました。

普通の化学実習と違ってまた別の面白さがありました。ではでは。

漢方実習 その1

f:id:Saitama-2000:20171118173829j:image

漢方薬ってすごいですよね。色々な成分を混ぜて薬を作って飲むとこれまた効果を発揮するという。昔の人はすごいです。そこらへんに生えてる植物からも漢方薬って作れるんですよ。凄くないですか?

ということで、今日は色んな漢方薬の匂いをかいだりして鼻が死にました。めでたし。